家族が代わりに相談しても大丈夫ですか?

障害年金のご相談で、
「本人は体調が悪く、相談することが難しいのですが、
家族が代わりに相談しても大丈夫ですか?」
というご質問をいただくことがあります。

精神疾患の影響により、電話で話したり、
外出したりすることが難しい方も少なくありません。

また、
「本人に障害年金の話をしてもよいのか分からない。」
「まずは家族だけで制度について聞きたい。」
というご相談もあります。

このほか、
「障害のある子どもの将来が心配です。」
「親が元気なうちに、利用できる制度について確認しておきたい。」
と、ご両親からご相談をいただくこともあります。

最初は、ご家族だけでご相談いただいても大丈夫です。

今回は、ご本人が相談できない場合の進め方についてご紹介します。

最初はご家族だけでご相談いただけます

当事務所では、
ご家族からのご相談もお受けしています。

ご本人が電話で話すことや、
長時間の相談を負担に感じる場合は、
最初から無理に参加していただく必要はありません。

また、ご本人の体調が悪い場合だけでなく、
障害のあるお子さまの将来に備えて、
まずはご両親が制度について確認したいというご相談もお受けしています。

ご相談では、
・現在の病状や通院状況
・これまでの受診歴
・仕事や休職の状況
・日常生活で困っていること
などを、分かる範囲でお聞きします。

すべてのことが分かっていなくても大丈夫です。

現在の状況をお聞きしながら、
これから何を確認すればよいのかを一緒に整理します。

ご本人の体調に合わせた方法で進めます

最初はご家族だけでご相談いただき、
その後、ご本人の体調を確認しながら手続きを進めることができます。

例えば、ご家族を通じて必要なことを確認したり、
ご本人が話せるときに短時間だけお話ししたりする方法があります。

ご本人との連絡は、体調やご希望に応じて、
メール、Zoom、電話、郵送などを利用しながら進めています。

ご家族だから気付いていることもあります

精神疾患の影響により、
ご本人が生活上の困りごとをうまく説明できないことがあります。

また、ご本人にとっては毎日のことになっているため、
病気による変化に気付きにくい場合もあります。

そのようなとき、ご家族から、
・以前より入浴の回数が減った
・食事を準備できなくなった
・服薬や金銭管理に声かけが必要になった
・外出した後は寝込んでしまう
といったお話を伺うことで、
日常生活の状況が分かることがあります。

ご家族から見た様子は、現在の状態を整理するための大切な情報です。

困りごとシートを使って生活の状況を整理できます

当事務所では、日常生活で困っていることを整理するための
「困りごとシート」をご案内しています。

ご本人だけでは、
「何に困っているのか分からない。」
「以前から続いているため、病気による影響だと気付いていない。」
ということがあります。

ご本人がシートを書くことが難しい場合は、
ご家族から見た日頃の様子も参考にしながら整理できます。

ただし、ご家族から見た状況だけで決めるのではなく、
ご本人のお気持ちや認識も、確認できる範囲で大切にしながら進めます。

困りごとシートについては、こちらの記事でご紹介しています。
▶ 困りごとシートとは?

手続きを進めるときはご本人の意思を確認します

最初のご相談は、ご家族だけでもお受けできます。

一方で、障害年金の請求を正式に進めるときは、
原則として、ご本人が障害年金の請求を希望していることを確認します。

ご家族からご相談いただいたことだけで、
そのまま手続きを進めるわけではありません。

ご本人がどのように考えているのかを確認し、
体調にも配慮しながら進めます。

ご本人との意思確認が難しい事情がある場合は、
その状況をお伺いしたうえで、必要な対応を検討します。

年金事務所での確認に費用はいただいていません

障害年金を請求するためには、
初診日に加入していた年金制度や、
保険料納付要件などを確認する必要があります。

当事務所では、必要に応じて、ご本人から委任状をいただき、
年金事務所で年金加入記録や保険料納付要件などを確認しています。

この確認について、費用はいただいていません。

受給要件を確認した後に、
今後の進め方や契約内容をご説明し、
納得いただいた場合に契約を締結しています。

まずはご家族からでもご相談ください

「本人が相談できる状態ではありません。」
「障害のある子どもの将来が心配です。」
「家族として、何から確認すればよいのか分かりません。」

そのような場合は、
最初はご家族だけでご相談いただいても大丈夫です。

請求方法によっては、
請求した時期により年金の受給開始時期が変わる場合もあります。

ご本人が相談できるようになるまで待った方がよいか迷われている場合も、
まずは現在の状況をお聞かせください。

ご本人の意思や体調を確認しながら、
どのように進めるかを一緒に考えていきます。

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