「普通に見えるから大丈夫そう」と言われる方へ|障害年金で大切な日常生活の状況

「普通に見えるから、大丈夫そうだよね」
「元気そうに見えるけれど、本当にそんなにつらいの?」
そのように言われ、苦しくなってしまったことはありませんか。

外出できる日がある。
人と話せる場面もある。
なんとか仕事へ行けている。

その一場面だけを見ると、
周囲からは問題なく過ごしているように見えることがあります。

実際には、外出した後に寝込んでしまう、
仕事から帰ると何もできない、
ご家族の援助がなければ生活できないなど、
見えないところで大きな負担を抱えている方もいらっしゃいます。

今回は、外からは見えにくい精神疾患のつらさと、
障害年金で確認される日常生活の状況についてご紹介します。

見えている一場面だけでは分からないことがあります

精神疾患による生活への影響は、
外見だけでは分からないことがあります。

例えば、
・仕事へ行くだけで精一杯になっている
・帰宅後は着替えや食事ができない
・外出した翌日は寝込んでしまう
・人と話した後に強く疲れてしまう
・休みの日はほとんど動けない
・ご家族の声かけがなければ通院や服薬ができない
ということがあります。

人前では無理をして受け答えができても、
その状態を一日中続けられるとは限りません。

調子のよい日に外出できたことと、
日常生活を継続して一人で送れることは同じではありません。

「普通に見える」ことだけで障害年金は決まりません

精神疾患による障害年金では、
会ったときの印象だけで障害の状態が決まるものではありません。

診断書などに記載された病状や治療の経過、
日常生活の状況、
就労状況などをもとに総合的に判断されます。
日本年金機構の等級判定ガイドライン

仕事をしている場合も、「働いている」という事実だけではなく、
・勤務時間や勤務日数
・仕事内容
・職場で受けている配慮
・欠勤や休職の状況
・仕事をした後の日常生活への影響
なども大切になります。

▶ 働くと障害年金は止まるのでしょうか?

見えないところで起きていることを整理します

障害年金の手続きでは、
「できる」「できない」だけではなく、
どのようなときに困り、
誰からどのような援助を受けているのかを整理することが大切です。

例えば、
「仕事には行けています」
だけではなく、
「仕事には行っていますが、
帰宅後は食事や入浴ができず、
翌朝は家族に起こしてもらっています」
と具体的に整理すると、
実際の生活状況が伝わりやすくなります。

ほかにも、
・どのくらいの頻度でできないのか
・できた後にどのくらい休む必要があるのか
・ご家族からどのような援助を受けているのか
・調子が悪い日にはどのような状態になるのか
を振り返ることで、外からは見えにくい生活上の負担を整理できます。

主治医へ普段の生活を伝えることも大切です

診察では、症状について話すことが中心になり、
食事、入浴、片付け、金銭管理などの日常生活について
十分に伝えられていないことがあります。

人前では普通に見える方ほど、
主治医にも生活上の大変さが伝わっていない場合があります。

診察の際は、
調子のよい日の様子だけではなく、
普段困っていることや、
ご家族から受けている援助についても伝えることが大切です。

当事務所では、
日常生活で困っていることを確認するための「困りごとシート」もご案内しています。
▶ 困りごとシートとは?

ご自身を責めずに、今の状況を振り返ってみましょう

「普通に見える」と言われても、
見えないところで抱えている負担がなくなるわけではありません。

周囲から分かりにくいことで、
「自分が甘えているだけなのではないか」
「もっと頑張らなければならない」
と、ご自身を責めてしまう方もいらっしゃいます。

障害年金の相談では、
外からどのように見えるかだけではなく、
普段の生活で何ができず、
どのような援助が必要になっているのかを確認します。

うまく説明できない場合も、
具体的な出来事を一つずつ振り返りながら整理していくことができます。

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心によりそう障害年金パートナー 原田由美子

心によりそう障害年金パートナー 原田由美子

「働いているから無理かもしれない」
「うまく説明できる気がしない」
そのような不安を抱えながら、ご相談に来られる方も少なくありません。

私自身も、過去に心身の不調の中で、制度を知らないまま立ち止まっていた時期がありました。
その経験をきっかけに、現在は心や体の不調を抱える方を中心に、障害年金のサポートを行っています。

ご相談では、日常生活での困りごとやご負担を丁寧に整理しながら、無理のない形で一緒に進めていきます。

うまく話せなくても大丈夫です。
安心してご相談ください。

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