労災の休業補償給付を受給している方へ―障害年金も検討できる場合があります

労災の休業補償給付を受給しながら療養されている方の中には、
「給付を受けているけれど、生活が厳しい」
という状況に置かれている方もいらっしゃいます。

制度による補償を受けていても、生活への不安がなくなるとは限りません。
今回は、労災の休業補償給付を受給している方から実際によくいただくご相談をもとに、知っておいてほしいことをお伝えします。

労災の給付を受けているのに、生活が苦しい

ご相談の中で、こんなお話を伺うことがあります。
「労災の休業補償給付を受けているのですが、生活が苦しくて……」

詳しくお話を伺うと、
「もらっていた傷病手当金のほうが多かったんです」
そう話してくださいました。

労災の給付を受けていると聞くと、十分な補償を受けているように思われるかもしれません。
ですが、実際には給付額や生活状況によって、不安を抱えながら療養を続けている方もいらっしゃいます。
家賃や光熱費、食費など、日々の支出は続いていきます。

だからこそ、
「この先どうしたらいいのだろう」
と不安を感じる方も少なくありません。

障害年金という選択肢を知らなかった

その方に現在の状況をお聞きしていく中で、障害年金についてもお話ししました。

すると、
「障害年金という制度があることを知りませんでした」
と話してくださいました。

制度の名前は聞いたことがあっても、自分に関係するものだとは思っていなかったそうです。
そのため、生活に不安を感じていても、選択肢として考えたことがありませんでした。
知らない制度は、利用することも検討することもできません。

だからこそ、まずは今どのような制度があるのかを知ることも大切だと感じています。

労災を受給していても、障害年金を検討できる場合があります

労災の休業補償給付を受給しているからといって、必ずしも障害年金が受給できないわけではありません。

実際には、

  • 初診日はいつか
  • 現在の病状はどのような状態か
  • 保険料の納付状況はどうか

など、さまざまな条件を確認しながら判断していきます。
もちろん、すべての方が対象になるわけではありません。
ですが、
「労災を受給しているから関係ない」
と考えてしまうことで、本来検討できる可能性を見逃してしまうこともあります。

一人で抱え込まず、まずは状況を整理してみませんか

体調が優れない中で、制度について調べたり、今後の生活を考えたりすることは簡単ではありません。

だからこそ、一人で抱え込まず、今の状況を整理してみることが大切です。
生活のこと。
体調のこと。
そして、利用できる制度のこと。
一つひとつ整理していくことで、これまで見えていなかった選択肢が見えてくることがあります。

今の状況に不安を感じている方は、まずはお話を聞かせてください。
一緒に整理しながら、これからの道を考えていけたらと思っています。

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