障害年金のご相談では、
「診断書を書いてもらいましたが、このまま提出して大丈夫でしょうか?」
というご質問をいただくことがあります。
診断書が完成すると、
「これで手続きを進められる」
と安心する一方で、
「内容に間違いはないだろうか」
「普段の生活の状況が伝わっているだろうか」
と不安になる方も少なくありません。
診断書を受け取ったら、封筒に封がされている場合でも、
提出する前に開封して内容を確認することが大切です。
今回は、障害年金の診断書を受け取った後に確認したいことについてお伝えします。
目次
診断書を受け取ったら、まず基本的な内容を確認します
診断書を受け取ったら、まず次のような基本的な内容を確認します。
・氏名や生年月日に間違いがないか
・傷病名に間違いがないか
・初診日や受診歴が把握している内容と合っているか
・診断書の作成日や現症日に間違いがないか
・記載漏れや空欄がないか
初診日や受診歴は、障害年金の受給要件や手続きに関わることがあります。
ご自身が把握している内容と異なる場合は、そのまま提出する前に確認しておくと安心です。
日常生活の状況が実態と合っているか確認します
精神疾患による障害年金では、
病名や症状だけでなく、
日常生活にどのような支障があるかも大切になります。
例えば、
・食事の準備や片付けができているか
・入浴や着替えをどのくらいできているか
・お金の管理や必要な手続きができているか
・通院や服薬を一人で続けられているか
・人との関わりにどのような負担があるか
・家族などから、どのような手助けを受けているか
などについて、普段の状況と大きな違いがないか確認します。
「できる」と記載されていても、
実際には家族から声をかけてもらったり、
準備してもらったりしていることもあります。
一人でできているのか、
誰かの助けがあってできているのかも、
大切なポイントです。
仕事の状況も確認しておきましょう
働いている場合は、
仕事をしているという事実だけでなく、
どのような状況で働いているかも確認します。
例えば、
・勤務時間や勤務日数
・仕事内容
・欠勤、遅刻、早退の状況
・職場で受けている配慮
・仕事を終えた後の体調
・家族などの支えがあって勤務を続けられているか
などです。
診断書に記載された就労状況と実際の働き方に大きな違いがないか、
確認しておくことが大切です。
病歴・就労状況等申立書との違いも確認します
障害年金の請求では、
診断書とあわせて「病歴・就労状況等申立書」を提出します。
診断書と申立書は、
それぞれ作成する人や役割が異なるため、
すべて同じ表現である必要はありません。
ただし、初診日や受診歴、病状の経過、
就労状況などに大きな食い違いがあると、
審査の際に確認が必要になることがあります。
診断書の内容を確認したうえで、
病歴・就労状況等申立書との間に大きな違いがないように整理していきます。
気になる点があっても、自分で書き直してはいけません
診断書を作成するのは医師です。
内容に間違いや気になる点があっても、
ご自身で書き加えたり、書き直したりしてはいけません。
まずは、
「初診日が自分の記憶と違うようです」
「家族の手助けを受けていることが反映されていないように感じます」
など、気になる点を具体的に主治医へ確認します。
診断書の内容を変更するかどうかは、主治医が判断します。
希望する等級になるよう書き直してもらうのではなく、
現在の病状や日常生活の状況が正確に伝わっているかを確認することが大切です。
診断書を書いてもらった後でもご相談いただけます
当事務所では、
診断書を書いていただく前のご相談をおすすめしています。
診断書を依頼する前に、
日常生活や仕事で困っていることを整理しておくことで、
普段の状況を主治医へ伝えやすくなるためです。
すでに診断書を書いてもらった後でもご相談いただけます。
その場合は、診断書の内容と、
病状や日常生活の状況に大きな違いがないかを一緒に確認します。
必要に応じて、主治医へ確認したいことや、
お伝えしたいことを整理するお手伝いをしています。
提出前に一度確認しておきましょう
診断書は、障害年金の審査で大切な書類です。
診断書を受け取ったら、
・基本的な情報に間違いがないか
・日常生活や仕事の状況が実態と合っているか
・申立書との間に大きな違いがないか
を確認してから提出しましょう。
「このまま提出して大丈夫だろうか」
と不安に感じたときは、一人で判断せず、お気軽にご相談ください。
診断書を書く前でも、書いてもらった後でも、
現在の状況を一緒に整理しながら進めていきます。
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